MinecraftをModを導入して遊ぶには、Fabricが必要になることがあります。Fabricは前提Modです。導入することで、世界中にある多くのModが遊べるようになります。
この記事では、そのFabricの入れ方について紹介します。
Fabricとは?
Fabric(ファブリック)とは、MinecraftにModを入れるとき、必要となる前提Modです。動作が軽く、バージョンアップの対応も早いため、最新バージョンのMinecraftで遊ぶには最適の前提Modです。
また、簡単に他のバージョンへModを移植でき、Mod開発者に優しい設計になっています。
前提Modとは何かについてはこちらの記事↓で紹介しています。
「fabric」は「編み物、布」といった意味の英単語で、複雑な構造を表すときにも使用されます。Minecraftで様々なModを導入し、遊ぶことが可能になることを表現するために、Fabricと名付けられたのではないかと思われます。
Fabricの入れ方
Fabricのダウンロード&インストール
公式サイト↓でFabricインストーラーをダウンロードします。
https://fabricmc.net/use/installer/
中央にある大きな青色のボタンを押すとダウンロードが開始されます。
ダウンロードフォルダの中を確認してください。
「fabric-installer-xxxx.exe」というファイルが、ダウンロードしたFabricインストーラーです。これを左ダブルクリックで起動してください。
(※xxxxの数字はバージョンを表しているため、画像と一致していなくても問題ありません。また、.exeは設定によって表示されることもあります、表示されていなくても問題ありません。)
Minecraftバージョンはお好み(何もしなければ最新バージョン)で選択し、他に特にこだわりがなければそのまま「インストール」を押してください。
ローダーバージョン: Fabricローダーのバージョン。できるだけ最新のものが望ましい。
インストール先: Fabricローダーをインストールするフォルダの場所。
起動構成を作成: チェックを入れると自動的にMinecraftランチャーに起動構成を追加してくれる。起動構成にこだわりがない場合はチェックを入れるほうが楽。
インストールが完了すると正常にインストールができたことを表示するメッセージが表示されます。「OK」を押したら、Fabricインストーラーを閉じて構いません。
Fabric APIを入れる
次に、FabricのModを動作させるのに必要なFabric APIをダウンロードします。
CurseForge↓からダウンロードできます。
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/fabric-api/files
少し下にスクロールすると様々なバージョンのFabric API一覧が見えます。「Game Version」の列を見て、Fabricローダーのバージョンと同じ、任意のMinecraftバージョンのものであるもの。それと同時に、RやBと書いてある一番左の「Type」という列を見て、「R」のものを選ぶようにしてください。
ダウンロードは右にあるダウンロードアイコンをクリックすることで始まります。
「Type」の列にあるアルファベットの意味
R: Release(リリース)の略。日本語で言うと製品版。動作が安定していることを意味する。
B: Beta(ベータ)の略。実際の動作を評価するためのサンプル版であり、開発途中であることを意味する。
A: Alpha(アルファ)の略。ベータ版よりも未開発段階であり、特に開発の初期段階であることを意味する。
もし、自分のプレイしたいバージョンが見つからない場合は「View All」を押してください。一覧に載りきらなかった他のバージョンも表示できます。
もし、注意メッセージとして「~はデバイスに問題を起こす可能性があります。このまま保持しますか?」と出ていたら「保存」を選択してください。
ダウンロードフォルダを確認して「fabric-api-xxxx.jar」が追加されていたらOKです。
(※xxxxの数字はバージョンを表しているため、画像と一致していなくても問題ありません。また、.jarは設定によって表示されることもあります、表示されていなくても問題ありません。)
Minecraft Launcherを開いてください。Fabric APIを入れる作業を行います。
起動構成のタブを開いて、「最新のリリース」とは別に、新しくFabricの起動構成が追加されていることを確認しましょう。もし、表示されていなければ、右上の「MOD導入済み」のチェックボックスにチェックを付けてください。
確認出来たら、新しく追加された起動構成の右にあるフォルダのアイコンをクリックしてください。
するとエクスプローラーで特定のフォルダが開きます。自動的に開いたこのフォルダは「ゲームディレクトリ」と言って、Minecraftの設定やセーブデータ等を保管している場所です。
この場所に新規にフォルダを作成してください。そしてそのフォルダ名を「mods」にします。
(今後、ここで作ったmodsフォルダにModを入れることで、MinecraftにModを導入できます。)
Fabric APIはmodsフォルダに入れることで認識されます。忘れずにダウンロードフォルダからmodsフォルダに移動させましょう。
これでFabric APIの導入も完了です。
Fabricでマイクラを起動
ではFabricでMinecraftを起動しましょう。
Minecraft Launcherの左下、起動構成がFabricのものになっているか確認し、「プレイ」を押します。
警告が出ますが問題ありません。チェックボックスにチェックを入れて、プレイを押します。
タイトル画面で左下に「Fabric(Mod導入済み)」と書かれていれば導入成功です!
ぜひ、様々なModを導入してMinecraftを楽しんでください!