Discordを利用しているMinecraftユーザーは、この2つでやり取りが行えたら便利だと思うかもしれません。
この記事ではDiscordサーバーとMinecraftサーバーでチャットできるMod、DiscordIntegrationの使い方を解説、紹介します。
DiscordIntegration
概要
DiscordサーバーとMinecraftサーバーで、チャットのやり取りができます。
その他に、Minecraftサーバーが起動したことや停止したこと、プレイヤーの参加/退出、死亡ログなどをDiscordサーバー上に表示することもできます。※表示/非表示の設定も可能
ディメンションごとのチャットチャンネル分けや、Discordサーバー上からのコマンド実行など、この記事では紹介しきれない程の機能があります。
使い方&説明
DiscordIntegrationを入れただけではDiscordとやり取りが行えないので、DiscordとForgeサーバーを繋げる初期設定をする必要があります。
そのやり方を説明します。
※前提としてForgeのModが使用できるサーバーを利用している必要があります。
configの生成
まず、DiscordIntegrationをForgeサーバーの「mods」フォルダに入れ、1度サーバーを起動してください。
DiscordIntegrationのダウンロード
サーバー側Modなので、導入はサーバーのみで大丈夫です。
Forgeサーバーの「config」フォルダに、「Chikachi」という名のフォルダが生成されているはずです。
その中に「discordintegration.json」と「discordintegration_links.json」があることを確認したら、次の作業の邪魔になるためサーバーを閉じてください。
Discordボットの用意
マインクラフトのForgeサーバーとDiscordのサーバーのやり取りに使うボットを用意します。
この開発者向けDiscord公式サイトに行きます。↓
https://discord.com/developers/applications
※ログインしていない場合はログインしてください。
右上の「New Application」をクリックします。
NAME欄にボットの名前を入れてください。名前は好きなので大丈夫です。
ここではMinecraftという名前にしておきます。
※Discordのアカウントがメールアドレス認証をしていないと作成を完了できません。
左の「Bot」を選択し、右の「AddBot」を押します。
確認のメッセージが表示されるので「Yes, do it!」を押してボットの生成を完了させます。
このような画面になっていれば、ボットは生成されています。
最後に、左の「Bot」を選択し「SERVER MEMBERS INSIST」を有効にしましょう。
※追記:「MESSAGE CONTENT INTENT」を有効にするのが必要になりました。2022/06/11
Discordボットをサーバーに招待する
左の「OAuth2」を選択します。
下にあるSCOPESで、「bot」にチェックマークを入れてください。
すると更に下にBOT PERMISSIONSが出てきます。
「Send Messages」と「View Channels」にチェックマークを入れてください。
上のSCOPESに戻りURLをコピーし、URLをブラウザに貼り付けアクセスします。
するとボットの招待画面になるので、ボットを追加するサーバーを選択してから「はい」を押します。
「認証」を押す。
私はロボットではありませんにチェックを入れればDiscordサーバーにボットが追加されます。
Modとボットを繋げる
開発者向けDiscord公式サイトに行き、先ほど作成したボットを選択してください。↓
https://discord.com/developers/applications
「Bot」タブを開き、TOKENをコピーします。「Copy」を押せばクリップボードにコピーされます。
一番最初に生成した、サーバーフォルダの「config」にある「Chikachi」の中の「discordintegration.json」をメモ帳などで開きます。
※ない場合は別のプログラムを選択から「その他のアプリ」を押して探してください。
"token": ""に先ほどコピーしたTOKENを貼り付けて保存します。
"token": "TOKEN",
Discordの設定を開きます。
「テーマ」から「開発者モード」をオンにします。
この状態でテキストチャンネルを右クリックすると「IDをコピー」という欄が出てくるので、マインクラフトとのやり取りで使いたいテキストチャンネルのIDをコピーしてください。
「discordintegration.json」の中をもう一度編集します。
19行目の「"channels": {}」と、37行目の「 "discordChannel": ,」を変更します。
※行数は場合によって異なることがあるので参考程度にしてください。
"channels": {}
↓
"channels": {"チャンネルID":{}}
"discordChannel": ,
↓
"discordChannel": [チャンネルID],
変更を保存してサーバーを起動すればきちんと反映されていることが確認できます。
ダウンロード
Forgeが必要です。↓
https://files.minecraftforge.net/
DiscordIntegration ↓(ver 1.7.10~1.12.2 ※2020/10/04現在)
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/discordintegration
この記事では、DiscordIntegrationでDiscordとMinecraftでやり取りができるところまでしか書かれていませんが、他にも様々なことができます。
こちらの記事でサーバーからのコマンド実行やディメンションごとのチャンネル分けなどを解説しています。↓